近年、物に対する世の中の風潮が、とっても厳しいように感じます。
断捨離、物を持たないとか、シンプルな生き方とか…。
なんとなく悲しいなと…。
物とはいろんな人の思いから生まれている物もあります。
多くの人の関わりがあって生まれるものもあります。
ファッションでは、糸から始まり、生地屋、職人、アトリエ、デザイナー...。
たくさんの人の心と手仕事から生まれているものもあります。
それを理解していない人も多い気がします。
パリのあるブランドの小物を作っているアトリエ。オートクチュールのアトリエに行った時
あなたたちは世界一だと思うと言った時、アトリエの人たちが大きく頷いたことが忘れられません。
素敵な物を持つこと、それに愛着が湧いて、持つ度にうきうきした気持ち、高揚感。
誰でも買える物ではなく、それが似合う自分になれた喜び。そして、その素晴らしさを理解できる自分。
物は、自分を表現できる一つでもあり、自分のそばで自分と共に生活してくれ、彩りを与えてくれる物。
そんな風に思って、素敵な物を手に取って持って頂きたいなと思う今日この頃です。